貸切バスの種類は?活用シーン別に紹介
2025-09-29 ロケバス

映画やドラマ、CM撮影の現場や観光旅行など、大人数や大量の荷物を効率的に移動させる際に活躍するのが「貸切バス」です。公共交通機関ではアクセスが難しい場所や、撮影スケジュールに合わせた柔軟な移動が求められる現場では特に重宝されます。ロケやロケハン(ロケーションハンティング)においては、出演者やスタッフの送迎だけでなく、照明・音響・撮影機材をまとめて運ぶ必要があるため、貸切バスは欠かせない存在です。また観光利用においても、人数や荷物に合わせた車種を選ぶことで、安全かつ快適な旅を実現できます。
貸切バスと一口にいっても、大型観光バスから小回りの利くマイクロバスまで種類は多岐にわたります。本記事では特に利用頻度が高く、ロケや観光、機材運搬に最適な「ハイエース」「ハイエースコミューター」「マイクロバス」の3種類に焦点を当て、それぞれの特徴と活用シーンを詳しく解説します。
目次
貸切バスの種類と特徴
貸切バスは観光旅行やロケ現場など幅広いシーンで利用されています。マイクロバスやハイエース、コミューターまで種類は多様で、定員や荷物スペースによって最適な用途が異なります。ここでは、それぞれの特徴をわかりやすく紹介します。
ハイエース
ハイエースは最大9名程度の乗車が可能で、都市部や山間部など狭い道路にも入れる機動性が大きな強みです。荷室も広いため、三脚や照明器具などの機材を積み込みやすく、少人数でのロケハンに最適です。さらに、ロケ専用に改造された「メイクハイエース」などもあり、車内にメイク台や鏡を設置したタイプは出演者の準備や待機場所としても活用されます。都市部での短距離撮影や軽装備の撮影隊にとっては、最も使いやすい車両といえます。
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ハイエースコミューター
ハイエースコミューターは14〜15名程度の乗車が可能で、スタッフ送迎や小規模チームの移動に適しています。座席が折り畳み式となっており、シートを格納して荷物スペースに変形できる点が大きな特徴です。ルーフキャリアを備えた車両も多く、撮影機材や照明器具を効率的に運搬できます。観光や送迎でも利用しやすく、人数と荷物のバランスを取りやすい万能型といえます。
マイクロバス
マイクロバスは20〜29名程度が乗車でき、団体でのロケ撮影や観光旅行に最適です。広い座席と十分な収容人数を誇り、車内にはメイク台・ハンガーパイプ・カーテン・100V電源を備えたロケ仕様も存在します。これにより、出演者の控室や待機場所としても利用できます。大規模なロケ現場では人員輸送と機材運搬を一度に行えるため、効率性の面で非常に優れています。ただし、車種によっては荷室が限られるため、大型の機材や大量の荷物を伴う場合は、別途トラックを併用するケースもあります。
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どんな用途がある?貸切バスの活用シーン
貸切バスは、公共交通機関では対応が難しい移動や、大人数での効率的な移動を実現できる点が大きな魅力です。さらに、出発地や目的地を自由に設定できるため、グループのニーズに合わせた柔軟な移動が可能になります。ここでは、貸切バスが活躍する主なシーンについてご紹介します。
ロケ・ロケハンでの活用
ロケ撮影では「人の移動」と「機材運搬」を同時にこなす必要があります。ハイエースは少人数のロケハンや都市部での撮影に適しており、狭い道や現場にもスムーズにアクセスできます。コミューターは小規模撮影隊に最適で、スタッフ送迎と機材輸送を効率的に行えます。マイクロバスは出演者やスタッフをまとめて移動させる際に便利で、ロケ仕様なら待機やメイクスペースとしての役割も果たします。時間制約が大きいロケ現場において、これらの車両はスケジュールを円滑に進める重要な存在です。
機材運搬
上記でもご紹介しましたが、機材運搬は重要な要素です。撮影現場では、大量の照明機材や音響機材を安全に運搬する必要があり、ハイエースは荷室を使って効率的に機材を積み込めるため、都市部のロケで高い評価を得ています。コミューターは座席アレンジにより人員と機材を同時に運べる点が魅力です。マイクロバスは大規模な撮影現場に対応可能で、車内電源を活用して現場で機材を直接稼働させることもできます。バス1台で人と荷物を同時に移動できるため、時間とコストの両面で大きなメリットがあります。
観光・団体旅行での利用
観光や社員旅行では、人数や荷物に応じて貸切バスを選ぶことが快適な旅につながります。コミューターは10名程度のグループ旅行に適しており、空港送迎や近距離観光に重宝されます。マイクロバスは20名前後の団体に最適で、補助席を含めると最大29名まで対応可能な車種もあります。広い車内空間により長距離移動も快適で、イベントや研修旅行にも多く利用されています。少人数での家族旅行や友人同士の観光では、荷物も積みやすいハイエースが便利です。
貸切バスを選ぶメリット
貸切バスの利点は「柔軟性」と「効率性」にあります。公共交通機関では行きにくい場所にも直接アクセスでき、発着地や経路を自由に設定できるため、撮影や観光のスケジュールに合わせた移動が可能となります。移動中に出演者やスタッフが打ち合わせや休憩を行える点も大きなメリットです。ハイエース、ハイエースコミューター、マイクロバスを使い分けることで、移動の快適さと効率を最大限に高められます。
まとめ
貸切バスは、ロケ・ロケハン・観光・機材運搬といった多様なシーンで欠かせない存在です。中でもハイエース、ハイエースコミューター、マイクロバスは、現場でのニーズに応える主要な車両として幅広く活用されています。
・ハイエース:少人数ロケや都市部でのロケハンに強く、機材運搬にも適している。
・ハイエースコミューター:10〜15名規模の送迎や観光に最適で、シートアレンジによる荷物対応力が高い。
・マイクロバス:20〜29名規模の団体移動に対応し、ロケ仕様ならメイクスペースや電源も備え、撮影現場をサポートする。
貸切バスを選ぶ際には、利用人数・荷物量・目的を基準に最適な車種を検討することが重要です。移動手段を正しく選ぶことは、撮影の効率化や観光の快適性に直結し、プロジェクトや旅行全体の成功を左右します。貸切バスを賢く活用することは、現場や旅行の成果を大きく高める最善の手段です。
私たちワイエスロケーション企画では、皆様のロケ撮影や観光をより快適に行っていただくために、上記でご紹介した車両の選定や提案、手配からロケ地までの運転など、様々なシーンでのサポートを行っております。さらに撮影現場で役立つ便利な備品も各種揃えており、レンタルは全て無料!お気軽にご利用いただけます。
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