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10人乗りならマイクロバスよりコミューターがおすすめ!特徴やレンタル料金の違いを解説

2025-06-30 ロケバス

コミューターのイメージ

少人数の移動として、ロケや撮影、グループ旅行等で人気の高い「マイクロバス」や「コミューター」。どちらも10人前後の乗車に対応できる車両ですが、10人乗りという条件であれば、実は「マイクロバス」よりも「コミューター」の方が実用性・コスト面で優れているケースが多いのをご存じでしょうか?

 

今回は、マイクロバスとコミューターそれぞれの特徴やメリット・デメリット、レンタル料金の相場、さらにおすすめの利用シーンまで詳しく比較し、10人乗りの移動手段としてどちらが最適かを解説します。

 

コミューターとは?|ハイエースベースの送迎専用モデル

「コミューター」とは、トヨタが販売するワンボックスカー「ハイエース」の派生モデルの一つで、主に送迎や業務用として設計された多人数乗車対応の車両です。正式名称は「ハイエース・コミューター(Hiace Commuter)」で、14人乗り(運転手含む)を最大定員とし、公共性の高い移動手段として幅広い現場で活躍しています。

 

特に10人前後の送迎用途では、マイクロバスより取り回しが良く、コストパフォーマンスにも優れていることから、多くの企業や団体に選ばれています。ここからは、その特徴をご紹介していきます。

 

都市部の移動に強いコンパクトタイプ

車体サイズは全長5.4~5.6m程度と、マイクロバス(7m前後)よりもコンパクトです。そのため、狭い路地や商業施設の駐車場、住宅街等でもスムーズに取り回すことができ、送迎ルートの自由度も高まります。

 

加えて、車高も抑えられているため、高さ制限のある立体駐車場や地下駐車場にも対応可能なケースが多く、柔軟な運用が可能です。これらの点から、近距離送迎やスポット利用には特に向いているといえます。

快適な室内空間と荷室のバランス

コミューターは14人乗りを前提に設計されているため、10人程度で利用すれば座席スペースにかなり余裕ができます。シート間のゆとりや通路の広さは乗客にとって大きな快適性となり、長距離の移動でも疲れにくいのが特徴です。

 

また、ハイエース特有の広い荷室を確保しているため、スーツケースや機材、大型の荷物を搭載しても圧迫感なく利用できます。これは観光送迎やロケバス等で特に重宝されているポイントです。

 

マイクロバスとは?|最大29人乗りの小型バス

マイクロバスとは、一般的に定員11名以上29名以下の乗客を乗せることができる小型バスタイプの車両を指します。車両の全長は概ね7m未満で、路線バスや観光バスよりも一回り小さいサイズでありながら、しっかりと「バス」の役割を果たせる点が特徴的です。

 

スタッフ車やクライアント車、ロケハン使用等幅広い用途で利用されており、公共性や信頼感のある輸送手段として重宝されています。以下では、マイクロバスの構造的な特徴や運用面でのポイントをご紹介していきます。

圧倒的な定員数と広い車内空間

マイクロバスの最大のメリットは、やはり「一度に多人数を輸送できる」という点にあります。最大29人乗りという規模は、コミューター(最大14人)では対応できない中規模グループの移動に最適で、補助席を活用することで定員ギリギリまで効率良く人を乗せられる設計になっています。

 

また天井が高く、フロアもフラットなため、乗客が立ったまま移動できるほどのゆとりがあり、団体旅行やツアー、ロケ等での長時間移動でも快適性が保たれます。シートの造りも一般的な乗用車より厚みがあり、観光仕様の場合にはリクライニング機能付きのタイプもあります。

プロ仕様の装備と安全設計

マイクロバスは、商用・業務用車両としての信頼性が重視されるため、内装や装備も高機能かつ実用的なものが多く搭載されています。

 

・マイクロホン付き音響設備:観光ガイドや案内に便利

・自動スライドドアや電動ステップ:乗降の安全性を確保

・冷暖房の風量調整機能:大型エアコンによる車内快適性の確保

・大型窓:開放感があり、外の景色が見やすい

・荷物スペース:後部座席やルーフ上部に荷物置き場を確保できるモデルも存在

 

また、最近の車種では衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置等の先進安全装置が搭載されているモデルも登場し、安全性の向上も図られています。

運転には中型免許が必要

マイクロバスの運転には、定員11人以上となるため中型免許(8t限定なし)または大型免許が必要となります。つまり、普通免許では運転できないため、個人や一般法人が自家用車感覚で使うにはハードルがあります。

 

そのため、レンタルする際には運転手付きのプランを選ぶことが一般的です。専門のプロドライバーが安全に運転してくれるため、乗客は安心して移動に専念できますが、その分コストがあがります。貸切バスとして運用する際には「運行管理」や「乗務時間・休憩規定」等、法令遵守が必要となります。

 

10人乗りで比較!コミューターとマイクロバスの違い

比較項目

コミューター

マイクロバス

定員

最大14人(10人乗り設定あり)

最大29人(補助席含む)

運転資格

中型免許(8t限定なし)以上

中型免許(8t限定なし)以上

車両サイズ

全長約5m台

全長7m超もあり

レンタル料金(1日)

約15,000〜25,000円

約30,000〜50,000円

高速料金区分

中型車扱い

中型車または大型車扱い

 

10人程度の移動であれば、マイクロバスの定員や装備は過剰な場合が多く、その分コストもかさみがちになります。逆に、コミューターであれば必要十分な空間と快適さを確保しつつ、費用面もコンパクトに抑えることができます。

 

 下記の記事では、マイクロンバスについて詳しく解説しているので是非参考にしてください。
マイクロバスの定員や座席数・乗車人数について詳しく解説

 

レンタル料金の違い|コスト重視ならコミューターが圧倒的有利

  • コミューターのレンタル相場(10人乗り)

・半日(4〜6時間):約10,000〜18,000円

・1日:15,000〜25,000円程度

・運転手付き:1日あたり+15,000〜20,000円ほど

 

  • マイクロバスのレンタル相場(運転手付き)

・半日:25,000〜35,000円

・1日:40,000〜60,000円

・高速料金や駐車場代も割増

 

燃料代や有料道路料金を含めた総額では、コミューターの方が20%~40%安く済むことが多く、少人数送迎においては費用対効果が高い選択肢となります。

 

まとめ

10人という人数に対してマイクロバスを手配するのはやや大げさでコストも高めです。一方で、コミューターなら車両サイズも小回りがきく上、ある程度の荷物も積め、経済的な面でも優れています。

 

そのため、目的が「送迎」や「日帰りの移動」であるなら、コミューターの方がおすすめです。レンタル料金や燃料代、高速代を含めたトータルコストでも、10人乗りならコミューターが最も合理的な選択肢といえるでしょう。

 

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