マイクロバスを貸切りたい!運転手付きの費用目安やその他貸切バスとの違いを解説
2025-07-22 ロケバス

ロケや撮影、観光旅行など、10~20人前後での移動が必要な場面で便利なのが「マイクロバスの貸切」です。特に運転手付きで手配すれば、移動中も安心・快適。
とはいえ、貸切バスにはマイクロバスのほかにも中型・大型バスなど種類があり、料金相場や用途の違いに戸惑う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、マイクロバスを貸切る際の運転手付き費用の目安から、他の貸切バスとの違い、利用シーンに応じた選び方まで詳しく解説します。
目次
マイクロバスとは?|定員や装備の特徴
マイクロバスとは、一般的に乗車定員が11人以上29人以下の小型バスを指します。代表的な車種にはトヨタ「コースター」や日産「シビリアン」などがあり、車体の全長は7メートル未満とコンパクトです。小回りが利くため、狭い道や住宅街でもスムーズに運行でき、ロケや撮影、観光旅行など幅広い場面で活躍しています。
定員は補助席を含めて最大21名程度が一般的ですが、シートアレンジによっては15名~20名ほどのゆったり仕様もあります。装備面では、冷暖房、荷物置き場、補助席が標準的に備えられており、用途に応じてカラオケ・モニター・冷蔵庫などのオプション付き車両も選べます。
ただし、大型観光バスのような豪華設備は基本的には付いていないため、短距離~中距離の移動に適したシンプルかつ実用的な車種といえます。コストパフォーマンスに優れており、少人数での移動には最適な選択肢です。
下記の記事では、マイクロバスの積載について詳しく解説しているので、こちらも是非参考にしてください。
マイクロバスにのる荷物はどれくらい?荷物の載せ方のポイントも紹介
マイクロバス貸切の運転手付き料金の目安
マイクロバスの貸切料金は、利用時間・走行距離・地域・曜日(平日または土日祝)・繁忙期かどうかによって大きく変動します。以下はあくまで参考となる相場です。
利用時間 | 相場の目安 |
半日(4時間程度)利用 | 約30,000円~45,000円程度(走行距離50km以内) |
1日(8時間程度)利用 | 約50,000円~70,000円程度(走行距離150km以内) |
長距離・宿泊を伴う場合 | ・1泊2日:80,000円~120,000円以上(走行距離300km以上) ・運転手の宿泊費・高速代・駐車場代などの実費が別途必要 |
【その他の費用に注意】
・高速道路料金や駐車場代は実費
・深夜・早朝(22:00~5:00)の利用は割増料金が加算されることあり
・土日祝や繁忙期(春・秋の観光シーズン)は料金が高め
見積もりを依頼する際は「出発地・行き先・人数・希望時間帯・立ち寄り先」などを具体的に伝えることにより、より正確な金額を把握できます。
他の貸切バスとの違いは?|中型・大型バスとの比較
項目 | マイクロバス | 中型バス | 大型バス |
定員 | 15~21人程度 | 27~33人程度 | 45~60人程度 |
車両サイズ | 小型(7m未満) | 中型(9m前後) | 大型(12m前後) |
車内設備 | 基本装備中心 | 簡易トイレ・TV付きも | トイレ・冷蔵庫・TV等 |
荷物スペース | 少なめ(後部など) | 中程度 | 広め(床下トランク) |
費用相場(1日) | 約5~7万円 | 約8~10万円 | 約12~15万円 |
マイクロバスは「コンパクトで低コスト」中型・大型バスは「快適性と積載力に優れる」という違いがあり、用途に応じて使い分けることが重要です。
貸切バスを手配する際のポイント
マイクロバスやその他の貸切バスをスムーズに手配するためには、単に「バスを予約する」だけでは不十分です。
目的や人数に合った車種の選定、料金の比較、法令遵守の確認など、事前に押さえるべきポイントが多くあります。以下に、手配の際に特に重要なチェックポイントを詳しくご紹介します。
1.利用目的と人数を明確にする
手配の出版点は「どんな用途で、何人が、どこへ行くのか」を正確に把握することです。
例えば、ロケ撮影で機材や道具を多く運ぶ場合は荷室の大きな車両が適しており、高齢者が多い観光旅行の場合は乗り降りしやすい車種や補助ステップ付きのバスが便利です。
定員ギリギリで予約すると荷物の置き場が足りなくなることもあるため、1~2名分の余裕を持って車両を選ぶと良いでしょう。
2.希望の出発地・目的地・経由地・集合時間を具体的に伝える
見積もりを依頼する際には、出発地や目的地、立ち寄りたい経由地、集合・出発時間を明確に伝えることが重要となります。
これにより、バス会社は最適なルートや必要な所要時間、法定運行時間を正確に計算できます。また、集合・乗降場所がバスの停車・駐車に適しているかどうかも確認しておきます。
駅前や商業施設ではバス停車が禁止されている場所もあるため、許可が必要なケースもあります。
3.必ず複数社から見積もりを行い、比較検討を忘れずに
同じ条件でも、バス会社によって提示される金額に1万円以上の差が出ることも珍しくありません。
料金だけではなく、車両の設備(冷房・TV・荷室・トイレ)、運転手の経験や接客マナー、緊急対応体制なども確認し、総合的に判断していきましょう。
口コミやGoogleレビュー、貸切バス予約サイトの評価なども参考にすることで、信頼できる業者を選びやすくなります。
4.運転手の高速時間・休憩・宿泊手配も考慮する
貸切バスの運行には、運転手の労働時間に関する法令(道路運送法・労働基準法など)が適用されます。
例えば、1人の運転手が連続して運転できるのは原則4時間までで、その後は30分以上の休憩が必要となります。また、1日の拘束時間は基本13時間以内となります。
長時間または長距離の運行の場合は、補助運転手の追加や、運転手の安全場所の確保が必要となるケースもあります。これらをしっかり見越して旅程を組むことが、安全でスムーズな運行につながります。
5.キャンセル規定・保険の有無を事前に確認する
急な日程や悪天候で中止になる可能性もあるため、契約前にキャンセルポリシーを必ず確認しておきましょう。多くのバス会社では、出発日の14日前からキャンセル料が発生し、前日や当日は50%~100%かかることもあります。
また、万が一の事故やトラブルに備え、対人・対物賠償保険が適用されるかどうか、旅行保険への加入が必要かも確認しておくと万全です。
6.料金に含まれる費用と別途かかる実費を把握しておく
バス料金には、車両運転料・運転手人件費・ガソリン代・保険料などが含まれていますが、高速料金・有料道路・駐車場代・運転手の宿泊費・待機中の手当などは「実費扱い」として別途請求されるのが一般的です。
予備計画を立てる際には、これらの追加費用も含めて総額で考えるようにしましょう。
まとめ
マイクロバスの貸切は、少人数での移動において「料金の安さ」と「利便性」を両立できる最適な選択肢です。狭い道でも入りやすく、送迎や短距離移動、観光など様々な用途に対応できるため、柔軟に使えるのが最大の魅力といえます。
一方で、荷物の多さや長距離移動、大人数での移動には中型・大型バスの方が向いています。用途や人数に合わせて最適な車種を選ぶことで、予算と快適性のバランスを取りながら、満足度の高い移動を実現できます。
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