【ハイエースの荷室】旅行やロケで使える広さと収納力を徹底解説
2025-07-10 ロケバス

トヨタのハイエースは、長年にわたり多くのビジネスシーンやレジャーの現場で活躍してきました。その魅力のひとつが、用途に応じてフレキシブルに対応できる広大な荷室スペースです。特に旅行やロケといったシーンでは、荷室の「広さ」と「収納力」が大きな利点となります。
今回は、ハイエースの荷室スペースの特徴をグレード別に解説しながら、どのような使い方ができるのか、具体的な活用シーンも交えて詳しく紹介します。
目次
ハイエースとは?多目的に使える国産バンの代表格
トヨタ・ハイエースバンは1967年の登場以来、国内外で高い人気を誇るロングセラーバンです。最大の特徴はその高い汎用性で、業務用の荷物運搬からロケ、撮影、送迎車両、観光など、幅広いシーンで活躍しています。
ボディタイプは「バン」「ワゴン」「コミューター」の3種類があり、標準~スーパーロングまでのサイズやルーフが選べます。乗車人数や荷室の広さを、ニーズに応じて調整できる点が強みで、エンジンや駆動方式の選択肢も豊富です。
また、ハイエースは耐久性が非常に高く、走行距離が20万kmを超えても現役で活躍している車両が多数存在しています。部品供給や整備性にも優れており、国内外の過酷な環境でも信頼されています。
さらに、カスタムベース車としても人気が高く、車中泊仕様やロケバス、移動オフィスに改装するユーザーも増加中。豊富なパーツと自由なレイアウトが可能な点が評価されています。多用途に対応し、プロから個人まで幅広く支持されるハイエースは、まさに「国際バンの代表格」といえる存在となっています。
ハイエースの荷室寸法をタイプ別に比較
荷室の広さはボディの長さ・高さによって大きく異なります。ここでは主に「バン」モデルを中心に、標準ルーフ/ロング/スーパーロングなどのタイプ別に荷室サイズを整理します。
標準ボディ(標準ルーフ・ロング)
・荷室長:約3000mm
・荷室幅:約1520mm(ホイールハウス間:約1120mm)
・荷室高:約1325mm
・容積:約6.0立方メートル前後
小規模な荷物運搬や、カメラ・三脚・発電機などが必要なロケなどにも十分対応可能です。小回りも利き、都市部での使用にも適しています。
ワイドボディ(ハイルーフ・ロング)
・荷室長:約3000mm
・荷室幅:約1730mm
・荷室高:約1560mm
幅が広がることで荷物の並列整理がしやすく、背の高い機材やキャリーバッグの収納に適しています。長期旅行や長距離ロケにおすすめです。
スーパーロング・ハイルーフ
・荷室長:約3500mm~4000mm
・荷室幅:約1730mm
・荷室高:約1600~1650mm
最大級の荷室を誇るタイプで、ロケバス仕様への改造ベースにも選ばれるモデルです。中に人が立って作業できる高さがあり、仮設のメイクルームや控室としても使用されます。
ロケ現場での活用例|プロも選ぶ理由とは?
映像制作やイベント運営などのロケ現場では、機材の運搬や人員の移動、時には簡易な控室の設置など、多様なニーズに応じた車両が求められます。その中でもハイエースは、長年にわたって業界の「定番」として選ばれ続けています。
プロが信頼を寄せる理由は、単に荷物が積めるだけではありません。以下に、ロケ現場での具体的な活用例やその機能性を詳しく紹介します。
多人数+大量の荷物を同時に運搬可能
ロケ現場では、撮影スタッフ・技術スタッフ・出演者など、10名前後の人員が同時に移動することも少なくありません。ハイエースは乗車スペースと荷室のバランスが取れており、ワゴンタイプであれば最大10人程度乗車が可能な上、バンタイプなら2~3人乗車+広大な荷室スペースが確保できます。
カメラや照明機材、音響設備、ケーブル、三脚など、かさばる荷物をひとまとめに積載し、移動と運搬を1台で完結できるのは、時間と人件費を節約したい現場にとって大きなメリットです。ロケ車1台で人・機材・消耗品全てを賄える機動力の高さが、業界関係者にとっての評価ポイントになっています。
機材の保護と積載効率の高さ
ハイエースの荷室は床面がフラットで凹凸が少なく、ホイールハウス部分の張り出しも最小限に抑えられています。そのため、機材ケースやコンテナボックスを安定して並べることができ、積載効果が高い点が特徴です。
また、荷室の天井高があるモデルでは、スタンド照明やスライダーなど、縦長の機材も無理なく立てたままで収納が可能です。撮影現場での衝撃を避けるために、床にラバーや吸音材を敷く、パーティションで仕切るといったカスタマイズも容易であり、機材保護に配慮した積載が行えます。
モバイル電源やエアコン設置による多用途化
ロケ現場では「車内を控室代わりに使いたい」「機材の充電を行いたい」といったニーズが常に存在します。ハイエースは、インバーターやポータブル電源を搭載しやすい設計になっており、電源の確保が比較的容易です。これにより、車内でノートPCを使った映像チェックや、LED照明機器の充電、スマホ・タブレットの電源供給などが可能になります。
さらに、簡易エアコンや換気扇を設置すれば、車内は季節を問わず快適な作業スペースになります。夏場の出演者やスタッフの待機場所、冬は暖を取る場所として活用されることも多く、まさに「動くスタンバイルーム」としての役割を果たしています。
ロケバス・中継車への改造ベースとしても最適
ハイエースは改造自由度が非常に高く、多くのカスタム業者が「ロケバス仕様」「メイク車仕様」として専用設計を行っています。遮光カーテン、ベッドキット、作業用デスク、可動式ラックを備えた専用車両に仕立てることで、現場ごとに最適化された「モバイルスタジオ」として機能します。
また、走行中も安定感があり、高速道路での長距離移動にも強いため、地方ロケや宿泊を伴う撮影にも対応可能です。メイク道具や衣装、飲料水などの生活用品を積んでおけば、車内だけで完結するミニロケ拠点として機能させることができます。
時間・コスト削減と柔軟な対応力
ロケにおいては「時間=コスト」です。機材車と人員車を分けると、それぞれに運転手が必要となり、移動調整も煩雑になります。しかし、ハイエースであれば1台で両方の役割をこなせるため、時間とコストの削減に直結します。
加えて、急なスケジュール変更や移動にも柔軟に対応できることも、ロケ現場では重宝される理由の一つです。大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ感により、都市部でも郊外でも運用しやすく、撮影場所を問わずフットワーク軽く動けます。
まとめ
観光旅行やロケなど、多様なシーンで活躍するハイエースの荷室は、単なる荷物の収納スペースにとどまりません。工夫次第では簡易な作業場・宿泊場所・控室としても使える多機能空間に変化します。
どのボディタイプを選ぶかによって荷室の寸法は大きく変わるため、用途に応じた最適なモデルを選ぶことが重要となります。広さと収納力を兼ね備えたハイエースはまさに「動くベースキャンプ」といっても過言ではありません。ビジネスにもプライベートにも頼れる一台として、今後も多くの現場で活躍し続けることが予想されます。
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